Nishiki Central Hospital

岩国市立錦中央病院

山口県で働くことは

自分の可能性を広げるチャンス


Naoki

Okamoto

 

専攻医/岡本 尚樹 先生


 

Profile

■下松市出身

■専攻医2年目

学生時代から運動することが大好きでバスケットボールを続けています。最近ではゴルフも始めて、太陽の下で行う野外スポーツの楽しさに目覚めています!



総合診療専門医に将来の可能性を感じた

 

医師を目指すきっかけになったのは、中学生の時に聞いた小児科医の先生の話です。そこで小児科医不足によって、小児救急などで受け入れ出来ない病院があり、助からなかった命があることを知って、自分が小児科医になれば助けることができるなと思いました。大学受験の時に自治医科大学と総合診療専門医の存在を知り、これから少子高齢化が進んでいく中で、総合診療専門医になれば子どもたちもですが、高齢者の方々も総合的に診ることでできると思ったので、総合診療医という職種に将来の可能性を感じました。

 

日々の仕事の中で、疑問に思ったことはそのままにせず、人に聞いたり自分で調べたりして、掘り下げていくことを心がけています。これまでの知識や経験をまとめたリストを自分のPCにたくさんストックしているので、今後はこれらのことを他人にわかりやすく伝える「見せ方」も大切だと思うのでデザインという視点でも勉強中しています。


患者さんと一緒に家族も診る

 

今の仕事の範囲は多岐にわたり、例えば、午前中に錦中央病院で外来があり、午後からは特別養護老人ホームにしき園に往診に行ったり、また別の曜日には、周東総合病院で内視鏡の検査や褥瘡回診や処置をしたり、錦中央病院で胃カメラの検査やがん検診などあるので、本当に幅広くオールマイティな技術や知識が必要だなと日々感じています。

担当する患者さんの数も多いので、サマリー(患者さんの情報を簡単にまとめるもの)などを後から見直した時にすぐに情報を解読できるように、一人ひとりのカルテを丁寧に書くことを心がけています。学校では患者さんの病気を主に勉強していましたが、特にへき地医療に携わる総合診療医や家庭医療専門医は患者さんのご家族の方と話す機会も多いですし、総合医ならではというか患者さんと共に「家族を診る」ことも大切だなと実感しています。


プログラムが確立している山口県で働く

 

山口県は、総合専門医のプログラムがしっかり確立できているので、これは他県にはあまりないことだと思うので、県外で働いている同期の先生をこちらの勉強会に誘ったりしています。

 

特に、長州総合診療プログラムは、やっぱり縦のつながりが強いというか、相談できる方が先輩方も多く、自分の将来像を描く上でモデルになるような先生方がたくさんいらっしゃるので、今、自分が山口県でチャレンジできていることは、今後の可能性を広げることができる大きなチャンスだと思っています。

 

これからは、他の総合診療プログラムなどの横のつながりも増えていければいいなと思いますし、これまで以上に広がっていく可能性が大いにあると期待しています。個人的には、総合診療専門医の知識を活用して、海外の医療現場に携わってみたいなとも思っていて、例えばですが豪華客船の船医とか、まさに総合診療専門医のオールマイティなスキルが要求されると思うので面白そうだなと思ってたりしています。まずは、患者さんに信頼していただける医師になれるように、日々頑張ろうと思っています。